ひっそりと
こんなご時世なので、
引退とは言いませんが、
細々とやれる範囲でね。
ドカベンの登場人物で言ったら、
岩鬼や殿馬ではなく、
微笑や山岡クラスでもなく、
今川か仲根ぐらいのポジションで。
こんなご時世なので、
引退とは言いませんが、
細々とやれる範囲でね。
ドカベンの登場人物で言ったら、
岩鬼や殿馬ではなく、
微笑や山岡クラスでもなく、
今川か仲根ぐらいのポジションで。
久しぶりに二泊三日行程で出陣した。
行き先ははじめて訪れる奈良と和歌山。
もっとも奈良は幼少時代に祖父と訪れているが
何も覚えていないぐらい遠い昔だった。
初日
9:06 伏見城(京都府京都市)模擬天守
京都駅から奈良線に乗車してまずは伏見城へ。
実に38年ぶりの訪問である。
ほとんど見ることができないのは承知の上。
11:42 多聞山城(奈良県奈良市)堀切
伏見からは近鉄奈良線で奈良へ移動。
鹿と外国人ばかりで日本人はわずかしかいない。
松永久秀の居城だがほとんど面影はなかった。
13:28 郡山城(奈良県大和郡山市) 追手門と隅櫓
大納言豊臣秀長と柳沢吉保という巨魁の居城
権勢を持つ人の城だけあって規模も立派である。
2日目
5:44 今井環濠(奈良県橿原市) 水堀
夜明け前に目が覚めた。
ひと風呂浴びてから朝食までの時間、
近くにあった今井環濠を散歩してみた。
今回の旅でも強く印象に残る場所となった。
8:28 高取城(奈良県高市郡高取町) 本丸石垣
この旅での主役。一度は来ておきたかった。
噂に違わぬ素晴らしい山城だった。
一昨年訪ねた竹田城などは子ども向けの城に思える。
13:55 太田城(和歌山県和歌山市) 石碑
奈良からは2時間半の移動。
はじめて足を踏み入れた和歌山県。
最初に訪れたのは水攻めで名高い太田城。
この日はここで切り上げてホテルへ。
3日目
8:12 雑賀城(和歌山県和歌山市) 石垣
鉄砲衆で名高い雑賀党の根拠地。
有名なわりに何も残っていない。
石垣は後世のものでしょうね。
9:04 和歌山城(和歌山県和歌山市) 天守
市内は最大限バスを利用して移動した。
和歌山城はとりあえず来てみたが意外にいい。
ここでデジカメが痛恨のバッテリー切れ。
この先はスマホにすべてを託した。
10:42 淡輪城(大阪府泉南郡岬町) 土塁
淡輪氏は和泉国の国人領主。
駅からとても近いので急に訪ねたくなった。
案内板と土塁がある。
11:35 岸和田城(大阪府岸和田市) 天守
南海電車で大阪へ移動するのは楽しい時間だった。
せっかくなので遺構のある城だけを訪れようと。
だんじりで有名な街だが自分の世代はやはり清原和博である。
13:24 真田丸(大阪府大阪市) 真田の抜け穴
いよいよもって旅も終わりに近づいた。
一気に大坂城を目指したが玉造駅で急遽飛び降りて
真田丸へ向かっていた。何もないけど来てよかった。
13:52 大坂城(大阪府大阪市) 本丸と天守
真田丸からは歩いて大坂城へ。
何度も来ているがデジカメ撮影ははじめて。
すごい城なのは間違いないけど平日なのに物凄い人。
最近思うけど観光地も日本人デーとか設けてほしい。
日本人の貧困が逆に際立つような感じがして嫌である。
旅はここで終わりなり。
淀屋橋から京阪と御堂筋線で新大阪駅へ。
充実しすぎるぐらい濃密な時間だった。
今までの旅の中でももっとも満ち足りた旅になった。
3連休となったので初日の今日は出かけることに決めていた。
最近は西東京ばかりで再訪も多かった。たまには新鮮な城を見たい。
8:59 神足城(京都府長岡京市) 神足神社の土塁と空堀
国人領主神足氏の居城。細川藤孝が勝竜寺城を築くとその一郭となった。
ここはもう少し早く来るべきだった。整備される前の姿を見ておきたかった。
今も神足氏の末裔が居住していたのは意外だった。
9:07 勝竜寺城(京都府長岡京市) 模擬櫓と水堀
細川忠興とガラシャが仲睦まじく暮らした城である。
完全な公園だが土塁はなかなか見事なものだった。
9:57 山崎城(京都府乙訓郡大山崎町) 二の郭の石垣
新幹線の中で行こうと決めたが来なくて良かったかもしれない。
昨年の台風が残した爪痕が痛ましい。
倒木で通行止め多数。主郭と二の郭以外はほとんど見ることができない。
12:36 芥川山城(大阪府高槻市) 大手の石垣
当サイト初の大阪府の城跡だが、ここも1年早く来るべきだった。
関東で暮らしていると西日本の台風被害は映像でしか伝わらない。
完全に被災といった感じを受けた。
倒木だらけで歩くこともままならないが、主郭までは地元の頑張りで行けた。
14:33 高槻城(大阪府高槻市) 城跡公園の模擬石垣
高山右近の居城で明治維新まで存続した城だが、
地表面での痕跡は残っていなかった。
沼津城と尼崎城に匹敵する無残な姿だと思う。
15:40 物集女城(京都府向日市) 水堀
チョイスが自分らしいと思う。
本当は大坂城を見て新大阪から帰るつもりだったが、
山城2つで疲れてしまったのと日が傾き出してしまい、
せっかくの大坂城も逆光ばかりになりそうでやめた。
遺構はわずかだし近寄ることができない。
久しぶりに京都以西の城跡を廻ることができて楽しい。
関西の山城は関東のそれとはまったく違った姿をしている。
ただ、台風で破壊される前の姿を見ておきたかった。
芥川山城などは巨木が根っこから抜け落ちて地形ごとやられていた。
今日は完全休養と決めていた。
温泉か指圧に行こうと思ったがそれほど疲れていないからやめた。
近くのコメダ珈琲でのんびりすることにしよう。
12:16 徳蔵寺 本堂
新田義貞鎌倉攻めで討死した秋間斎藤氏の板碑がある。
もっとも板碑を見るのには金が必要。
12:30 八国山 将軍塚
将陣場橋から久米川古戦場碑に立ち寄りつつ八国山へ。
娘が小さい頃、よく遊びに来たな。
夏は仕事帰りに寄りカブトムシやクワガタを捕まえたなぁ。
12:30 長久寺 門前の鎌倉街道碑
鎌倉街道に面する長久寺を久米氏館とする説がある。
柳瀬川沿いに城館が多いのもその説を後押ししている。
久米氏との結びつきを肯定するものは何もなく、
江戸時代初期に久米村を知行した旗本中根氏の墓があるぐらい。
馴染み深い道がいにしえの街道というのも感慨深い。
久しぶりに友人たちと遠征を。
5人で山城探訪というのは初めてかもしれない。
場所は米どころの新潟県魚沼市。
11:25 坂木城(新潟県魚沼市) 主郭
堀切
予想を遥かに超える立派な山城だった。
鋭角すぎるだろ!というほどの堀切がいくつも穿たれている。
新潟県の山城でこんなに凄い堀切ははじめての経験だった。
ほとんど垂直に見える。
21年ぶりに二本松を訪れた。
当時は自分の車で高校時代の友人と夜通し走り通したものだった。
高速を使うのがもったいないのでずっと国道を走った。
早く着きすぎてしまうために日光杉並木を通り南会津へ出て朝方に仮眠した。
二本松城は何となくもう一度行きたかった。
予定では二本松城から小浜城かぐっと南へ下がって須賀川城へ行くつもりだったが、
新幹線の運休と遅延が重なり、さらに東北本線もダイヤの乱れがあり、
なんだかんだで二本松城と郡山城の再訪だけに終わってしまった。
9:20 二本松城
あまり覚えていないので新鮮に感じた。
こんなに大きな平山城だったのかと思った。
城と城下町を衝立のように山が囲んでいる感じだった。
11:35 郡山城
場所には諸説あるけれどここでいいと思う。
以前あった案内板はもうないが、破壊されたと思っていた土塁は健在だった。
新幹線まで使ってたった2つだけど、いろいろあったから仕方ない。
35年前、修学旅行で東北を旅したが、城跡はひとつも訪れていない。
仙台は乗り換えだけだったし、盛岡に宿泊したのに盛岡城すら訪れなかった。
十和田湖、奥入瀬、八幡平はとても楽しかったけれど。
久しぶりというか実質はじめて仙台を訪れた。6月1日のことである。
8:28 仙台城(宮城県仙台市青葉区)
青葉城の別名がよく似合う城だった。
ただ、城内が道路ばかりで街中のように車が往来している。
ビュースポットも車の通過を待たねばならない。
本丸西の石垣を見るための歩道がない。
本丸跡は例の神社があって落ち着かない。かなりがっかりした。
10:43 若林城(宮城県仙台市若林区)
宮城刑務所があるために内部には入れない。
外から見る土塁はとても立派だ。さすが伊達政宗の隠居城。
二泊三日で近江じゃ!
国境を越えて日本海も見てきたんじゃ!
12月4日
11:02 敦賀城(福井県敦賀市)★
大谷刑部の居城
遺構は伝城門と北側の水堀ぐらいだった
資料館には刑部が力道山と戦ったときの血染めの白覆面があるとか
12:16 金ヶ崎城(福井県敦賀市)★★★
金ヶ崎の退き口で木下秀吉が名を上げた城ですな
ここはそこそこ遺構がありました
12:54 天筒山城(福井県敦賀市)★★
うーん、思ったほどじゃなかったな
金ヶ崎城と一体の城
堀切もどちらの城に属するのかよくわからない
12月5日
08:13 三雲城(滋賀県湖南市)★★★★★
2日目は玄蕃尾城から賤ヶ岳城砦群を廻る予定だったが
江北の天気予報は雪と雨
山の中で降られたんじゃ大変だから予定変更(寝ずに考えた)
結局、これが大正解で風は強かったけど三雲城へ登る
素晴らしい山城で遺構も抜群だったな
11:53 佐生日吉城(滋賀県東近江市)★★★
面白い城で本当に石垣しかない
神社の参道から登り尾根へ入る
するとどんどん標高を下げていく
結局は比高差70mぐらいの場所に城がある
途中、尾根には少なくとも二本は堀切を入れた形跡がある
和田山城が近かったけど登るの嫌だからやめた
13:33 肥田町(滋賀県彦根市)★
朝から何も食べてなかったが店がない
空腹と寝不足がピークに達する
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