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城郭図鑑

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2025年6月 1日 (日)

さいきん チームがよわい

晴れ予報で涼し気だったので出かけた
東京23区内の城というか見附跡である

四谷見附、喰違見附、赤坂見附、虎ノ門見附
いずれも石垣や土塁の遺構があって見応えがあった
特に赤坂見附の弁慶濠は小学生のとき
釣りに訪れて以来だったので、いろいろこみ上げるものがあった

すべて徒歩で移動して最後は青山から千駄ヶ谷へと抜けたが
その途中で見つけた城郭を紹介したい


つば九郎屋敷(東京都新宿区霞ヶ丘町)

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青山から大手道へと入る

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大手には桝形を形成する石垣がある

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詰め城の神宮球城

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そしてこれが主郭跡

別名をつば九郎ハウ巣とも呼ぶらしい
かつては池山、古田、広沢、
最近までも青木、山田、村上らの国衆を束ねた
神宮の有力国人領主であった

今もその遺徳を慕う者たちが多いが
かく言う自分もその一人
あれからずっと会いたいよ、つばちゃん

2025年5月 1日 (木)

佐竹に始まり佐竹に終わり

茨城県は額田城と石神城までが北限だったが
今回は福島県との県境近くまで北上した

9:27 瓜連城(茨城県那珂市)
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最初は瓜連城へ
それほど過度な期待は抱かず訪ねたが
土塁と空堀の規模が物凄かった

9:58 前小屋城(茨城県常陸大宮市)
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良い城とは聞いていたがこれほどとは!
とにかく空堀と土塁が圧巻
さすが佐竹の城と思わせる迫力

10:24 宇留野城(茨城県常陸大宮市)
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ここもまた良好な遺構を残す城だったが
前小屋城の後だったからか
少々物足りなさも感じた

10:48 部垂城(茨城県常陸大宮市)
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この日訪ねた城の中で最も味気ない城
だが知名度はあるので立ち寄った
土塁の一部だけが残るが、石碑は立派

11:27 山方城(茨城県常陸大宮市)
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模擬櫓はなんと無料だった
景色も良くて遺構もまずまず
さすがに詰め城までは行かなかった

12:28 月居城(茨城県久慈郡大子町)
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この日の最大目標とした山城
遺構は意外とあっさりしたものだった
岩盤を断ち切ったような堀切は自然地形だが
十分にその機能を果たしていると言える

14:01 松平城(茨城県常陸太田市)
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山入城へ向かう途中で立ち寄った
大半は民家となっているが
台地縁の横堀がよく残っていた

14:20 山入城(茨城県常陸太田市)
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山入佐竹氏の居城
さすがにその規模は大きく
遺構を見て回るのが大変だが
城跡まで車で乗り入れることができる

15:07 久米城(茨城県常陸太田市)
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みんなが久米城は凄いというから
自分の目で確かめてやろうかと思った
噂に違わぬ見事な城である
適度な整備がとても嬉しい

15:24 竜貝城(茨城県常陸太田市)
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久米城の北側にある支城
一体の城ではあるが
見どころが多いので別掲するつもり

15:42 久米南城(茨城県常陸太田市)
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久米城の南側にある支城
小規模な砦だが遺構は濃厚

16:12 太田城(茨城県常陸太田市)
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常陸の太守佐竹氏の居城
残念ながら遺構はほとんど残っていないが
やっぱり水戸城と似た雰囲気を感じる

16:38 馬坂城(茨城県常陸太田市)
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普通の城址公園を想像していたが
全然違って中世城郭そのまんま
時間が許す限り遺構を見て歩いた

最後は1年ぶりに茎崎のステーキチャンプへ
自宅の窓越しに寛ぐ田上明選手の姿が見えた
店の人が僕らを覚えていてくれて嬉しかったし
ここのステーキ、実に美味しくて食べやすい

しろうたカフェさん、今日もありがとうございました!!

2025年4月 3日 (木)

20年を越えて

20年ぶりに高遠へ出陣
高遠城は3度目だが
指をくわえて眺めた的場城を落とすために

10:44 藤沢城(長野県伊那市)
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昼前から晴れ予報だったが
雨が降り続いていたので時間稼ぎに登った
コンパクトながらけっこう良い山城

11:28 高遠城(長野県伊那市)
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20年ぶりに立ち寄った
桜の開花前だったので静かに散策できる
近世城郭だけど中世城郭の匂いが漂う

12:42 的場城(長野県伊那市)
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遠目に眺めただけだった山城に
ようやく登ることができた
噂に違わぬ見事な山城である
武田氏の改修を受けたと思われる名城

13:52 畑氏館(長野県伊那市)
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土塁があるようなないような
素性はこれから調べます

13:56 蟻塚城(長野県伊那市)
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ひな壇のように曲輪が並び
段を重ねるごとに遺構の凄みが増す
まるでドルアーガの塔ではないか

14:23 守屋山城(長野県伊那市)
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蟻塚城から這い上がる山城
だらだらした登りが体力を奪う
6連続堀切など遺構は見事だった

15:33 手良内城(長野県伊那市)
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公民館と公園になっている
土塁と言えばそう見えなくもないけど
たぶん遺構はないと思う

15:52 上ノ平城(長野県上伊那郡箕輪町)
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通りがかったから寄ってみたが
けっこう良い城だった
畑になっているけど豪快な空堀は健在

16:42 王城(長野県上伊那郡辰野町)
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最後はどうしようと迷ったが
夕方近いこともあって車で登れる王城に
なかなかどうして土塁あり堀切ありで
標高千メートル超だけに景色が美しい

王城ではそれまで止んでいた雨が再び降り始め
この日いちばんの強い降りとなった
山頂にいたから仕方がないが
雨の山城もまた良いものだと思った

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旅の終わりに伊那名物ローメン
要するに焼きそばをスープで食すような麺類
ラー油や酢を使って自分好みで味付けするんだけど
下味もしっかりしていて美味しかった

ということで念願の高遠リベンジに成功
20年の歳月をかけての再訪だったので嬉しい
山城シーズンの掉尾を飾る一日になった

2025年3月23日 (日)

龍退治と逆賊と

今年、最初の春めいた一日だった
羽生から行田にしようか迷ったが
秩父鉄道の本数が心もとないので相模原へ

6:34 長津田陣屋(神奈川県横浜市緑区)
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北条氏の参謀板部岡江雪斎の子岡野房恒の陣屋
陣屋跡は幼稚園となっており
大林寺の岡野家墓所を見学した

7:16 成瀬城(東京都町田市)
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実に23年ぶりの再訪
案内板が新しくなったぐらい
 
8:03 殿ノ城・井出ノ沢古戦場(東京都町田市)
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こちらは22年ぶり
中学時代の同級生と大晦日に朝まで遊んで
初日の出を菅原神社で眺めた
まだ若かったなぁ

8:58 龍像寺(神奈川県相模原市中央区)
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淵辺義博が村を荒らす龍を退治して
ここに胴体を埋めたという

9:07 縁切り榎(神奈川県相模原市中央区)
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義博は護良親王を暗殺したことで知られるが
実はこっそり奥州へと逃がし
主命に背き妻子に災いが及ばぬよう
ここで妻子と縁を切り別れたという
 
9:21 淵野辺城(神奈川県相模原市中央区)
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23年ぶりの淵野辺城
あのときのまんまで案内板も新設されていない
 
9:26 第六天社(神奈川県相模原市中央区)
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義博が一族の守り神として建てたという
このあたりが淵野辺城だったとする碑文が刻まれている

10:11 矢部城(神奈川県相模原市中央区)
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こちらは22年ぶり
淵野辺城とは別々で来ていたんだな
そういえば淵野辺城はフイルムで
矢部城はもうデジカメだった
 
10:35 上矢部の板碑(神奈川県相模原市中央区)
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和田合戦で滅んだ矢部義兼を供養するための板碑
本当かどうかはわからない

矢部城で土塁を眺めていると
土地の地主さんに声をかけられた
御年90歳だそうだが、実に元気そうで記憶も明瞭
なんでも矢部城の土塁にはいろいろな経緯があるらしい
役所がどうとか旧軍がどうとか
それは興味がないので話を遮り矢部氏について尋ねると
殿屋敷とか御所ノ入という地名だったこと
市史編纂にあたり、室町時代の遺構説が濃厚ということ
このあたりから熱が帯びてけっこう長々と話し込んだ

今日はこれで予定は完璧に遂行
暑いというほどではなく気持ちの良い日曜日だった

2025年3月 2日 (日)

小諸もろもろ虎視眈々

今日はフォロワーさんと信州小諸へ
小諸自体は昨年も来ているけど
小諸城は14年ぶりだった

8:44 小諸城(長野県小諸市)
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3度目だけどすべて雨
今日は小雨だったが
何となく雨が似合う城ですよね

9:38 七五三掛城(長野県小諸市)
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前回は真夏の雨模様であきらめた城
実に20年ぶりのリベンジである
田切地形を最大限活かした縄張りは凄かった

11:14 塩川城(長野県小諸市)
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無事に残っててくれたらいいなと
淡い期待を持って訪ねたが
まだ十分に遺構が残っていた

11:48 北ノ城(長野県小諸市)
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森山城の支城でしょうなあ
地主さんに快く見学許可をもらい
探索したけど奥は藪でした

12:03 森山城(長野県小諸市)
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小諸城以外でこの日唯一石碑がある城
ほとんど住宅地だけど
南側の空堀は圧巻だった

平原駅でちょっと時間をつぶして
帰りも新幹線で帰宅
けっこう歩いたけど
どれもすべて遺構が残る城ばかり
先日の松本とはまた異なる信州の奥深さ

2025年2月26日 (水)

3000城を達成

長くやっていれば当然数も溜まるわけで
ようやく3000という大台に乗った
こればかりは自分一人の力では無理で
高校時代の友人、30代から共に駆けた盟友、
そして50代になって出会った仲間、
そんな方々のおかげで到達できたと思っています

記念すべき遠征先は長野県松本市!

10:26 伊深城(長野県松本市)
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若宮八幡社から登ったはいいものの
物凄い倒木で中腹まででギブアップ
マツクイムシの被害だそうで
カミキリムシを殲滅するしかない
 
11:07 早落城(長野県松本市)
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なんとも冴えない名称の城
実際に速攻で落とされたらしい
遺構はかなり良かったです
 
12:07 茶臼山城(長野県松本市)
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主郭が貯水池のため入れない
何かしらありそうなのに残念
横堀がまあまあ残っている
 
12:59 横谷入城(長野県松本市)
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記念すべき城が
内野安打とは言わないまでも
ポテンヒットっぽいんですが
特にどこで決めようとか思ってはおらず
せっかくだから山城で決めた

館跡とかは端折ってますが
この日11城訪ねましたワ
うち山城3つ半だから疲れた疲れた

2025年2月20日 (木)

安中なかなか虎視眈々

連休だったので安中市へ
定期的に行きたくなる場所なので

8:48 名山城(群馬県安中市)
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目の前をいつも通り過ぎていたが
登るのはこれがはじめて
とんでもない藪とイバラであきらめかけたが
根性のブリッジで堀切を見つけて主郭へ

9:19 酒盛城(群馬県安中市)
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武田信玄と勝頼親子が祝杯をあげた
だから酒盛城、ってホンマかいな
案内板と石碑あり 

9:51 大王寺城(群馬県安中市)
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方形居館のような城
わずかながら土塁が残る

10:00 人見城(群馬県安中市)
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なんと20年ぶり
以前は森林だったけど見やすかったが
今は「杉山城??」ってぐらい整備されている
こんなに凄い城だったとは驚いた

10:16 堀込屋敷(群馬県安中市)
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人見城の一曲輪なんでしょうかね

10:48 新寺館(群馬県安中市)
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私道の奥の民家なので入口のみ撮影

11:15 磯部城(群馬県安中市)
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磯部城も20年ぶり
前回よりもずっと好印象
ほとんど完璧に残っている

11:57 文殊山砦(群馬県安中市)
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前は遠景のみ撮影しただけだったの登ってみた
一応曲輪と呼べる平坦地はある
土塁もあるけど主郭は竹藪地獄で入れない

予定外で人見城と磯部城に立ち寄ったので
高崎市内はオミット
遺構もないですしね


つば九郎へ
20代からずっと神宮で見てきたし
中継や動画でも見てきたので
あまりにも突然で言葉もありません
てんごくでノムさんとるーびーのんで
ゆっくりしてください

抱えきれないほどの楽しい思い出をありがとう

2025年2月 9日 (日)

本庄市のとりこぼしを

冬が終わらないうちにあくせくと
今日は埼玉県本庄市を中心に

7:40 志水氏館(埼玉県児玉郡上里町)
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丹党出身の志水氏の居館跡
ご覧の通りでさっぱりと

7:52 塩原勘解由信重館(埼玉県本庄市)
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武田信玄に仕えた塩原勘解由の居館
二柱神社の案内板に由来が詳しく記されていた
墓もあったけど撮影し忘れた
 
8:02 小島氏館(埼玉県本庄市)
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結果的に今日のメインとなった丹党小島氏の居館
長松寺の北西に土塁と空堀がくっきりと

9:00 本庄城(埼玉県本庄市)
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15年ぶりに立ち寄った
意外と探すと遺構がある城です

本来ならメインは五十子城だったんだけど
新しい靴がぜんぜん合わなくて
前回の下妻のときも痛くて仕方がなく
今回、足裏パッドを装着したんだけど
小指が圧迫されてギブアップ

アマゾンのプライベートブランドみたいのは
もう絶対に買わないと心に誓い
ミズノの靴をあつらえた

2025年2月 1日 (土)

常総は意外と暑かった

日曜日が雪予報なので前倒しで出かけた
目的地は茨城県だが
関東鉄道常総線は実に久しぶりである

7:57 井上城(茨城県筑西市)
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黒子駅からわりと近い
案内板もあるけど遺構ははっきりとしない
 
8:43 梶内城(茨城県筑西市)
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海老ヶ島城を目指す予定だったが
いろいろあってあきらめてこちらへ
これまた遺構は今ひとつわからない

9:15 関城(茨城県筑西市)
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だったら関城でも行くかと
南北朝の城だけにもっさりしているが
土塁と堀はかなりすごい

10:31 駒城(茨城県下妻市)
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ずっと未訪問だった駒城
駅から遠すぎるし遺構もちょっとしかない
これなら海老ヶ島城で良かったかな
まあ、いいか
 
10:59 桐ヶ瀬城(茨城県下妻市)
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民家なのでさっと見学
土塁があるようなないような・・
このあたりで足裏のマメが限界に
 
12:29 下妻城(茨城県下妻市)
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下妻城の残された遺構探しをしたかったが
足裏が痛くてバスに頼る
根性で下妻城まで訪れたが
残された遺構は戸建住宅建設中

日本の人口がどんどん減るのに新築工事は
あちらこちらでガンガンと進んでいるけど
誰が住むのだろう
それを誰が養うのだろう

2025年1月18日 (土)

世界へ飛び立つ翼のちょっと手前

というわけで成田市へ
どういうわけか成田市は1箇所しか訪ねてなかったので

7:59 寺台城(千葉県成田市)
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京成成田駅からてくてくと
民家の裏から登ったら堀切と2の郭へ
主郭から先は孟宗竹の檻で進めず
一度降りてから先端の曲輪へ

9:11 殿台城(千葉県成田市)
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台地ごと均されて何もない

9:34 米野城(千葉県成田市)
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お寺の周りに土塁があるけど
周辺の畑よりも曲輪の位置が低い
これは本堂建築の造作ではないかと

10:49 鷺山城(千葉県成田市)
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入口がわからなかったが幸い人がいた
それも地主さんだったのでラッキー
「俺ん家の裏から行くと道があるよ」
遺構はなかなか見応えがあって嬉しかった

11:17 道場台城(千葉県成田市)
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城と言われれば城だし
微妙なところではある
千葉氏の墓があることを後から知った

ここでゲスト登場
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なんとも人懐っこいにゃんこ
ずっと鳴きながら着いてきた
可愛かったので後ろ髪引かれながら次へ

12:03 下岩橋城(千葉県印旛郡酒々井町)
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適当に森への道を行くとあった
土塁はなかなか見事だけど藪が一部で多い

今日は昼で切り上げて
しろうたカフェさんへ
城攻め男塾で熱く語り合う
いろんな人と出会えるのはうれしい

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